『....はぁ!?あの朱雀翔和と一緒に海に行く!?』
電話越しでもビビるくらいの大声を出した。
まぁ普通はそういう反応になるよね。
言ってる本人がまだ1番理解しきれていないから。
『ちょっと、沙理ちゃん声が大きいよ!』
今は自分の部屋で1人でいるから、大声出されても大丈夫なんだけど。
ただ私の耳が悪くなっちゃうからね。
『大声になるわよ!一体、どうしてそんなことになったの!?」
向こう側の沙理ちゃんがとてつもなく興奮していることだけは分かる。
『いや、あのね私が正直、1番戸惑ってるんだけど....。昨日、突然翔和から連絡があってあっという間に海に行くことが決定して』