【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「それに前、顧問の先生から電話かかってきた時に言ってたよ。慶一郎君には才能がある。だから彼から言われない限り退部はありえないって」



「本当に?」



お母さんがいなくてたまたま私が電話をとったんだよね。



声からしても優しい顧問の先生なんだろうなって思った。



「本当。昔から一生懸命にやってきたじゃん。見てる人は見てるから。あんたに才能を感じてくれる人がいるんだよ」



努力はちゃんと見てる人がいるから。



部活をサボっても才能を感じて待ってくれている人がいるってどれだけ幸せなことか。



「....やるよ。俺、サッカーを続ける」



「そうこなくちゃ!こんなに幸せな環境なかなかないからね?部活に戻ったらちゃんと謝るのよ?」



「分かってる。今まで迷惑かけっぱなしだったから」