【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「それでも行ってくるよ。私、慶一郎の姉だから」



勢い任せであぁ言ってしまったこと、慶一郎はきっと後悔していると思う。



今頃、頭を冷やして家にどう帰ろうか考えてるんじゃないかな。



財布とスマホだけ持って家を出た。



外は相変わらずの暑さ。



何時間かいたら溶けてしまいそうなくらい。



さて、慶一郎が行きそうな場所へと向かいますか。



彼が行きそうな場所は分かっている。



おそらく家から少し歩いたところにある本当に小さな公園。



遊具もブランコと滑り台しかない面積も小さめな古びた公園。



地元の子達くらいしか知らないだろう。



私も小さい時はお母さんとお父さんと一緒に遊んだな。