【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「あの時の翔和は絵になるような綺麗さだったな。桜が散る中でベンチに座って読書をしていた。最初は女かと思った」



その光景、ぜひとも見てみたいなぁ。



小さい幼い翔和がそんな風景の中にいるなんて、きっと美しいんだろうなって思うから。



美少年が桜舞い散る中でベンチに座って読書してるって、綺麗な光景じゃないわけないもん。



「最初、祥悟はずっと不機嫌な感じだったよね。笑顔も見せてくれなかったし」



「そうだったかもしれない。一般家庭で育ってきたから、第一側近とか突然言われても理解できなかったからな」



恥ずかしそうに祥悟は目をそらした。



普通に考えてそんな反応するのが当たり前だよね。