【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




スマホをいじっていると、また扉が開いて誰かが入ってきた。



その瞬間、柑橘系のいい香りがした。



「おはよ、妃菜!」



「おはよう、沙理ちゃん」



元気よく挨拶してきてくれたのは、私の友達の三林 沙理(みつばやし さり)ちゃん。



巻き髪ポニーテールと柑橘系のいい香りが特徴的な女の子。



身長は152㎝で小柄なんだけど、サバサバしてて頼りになるんだ。



いつも相談にのってくれるしね。



沙理ちゃんみたいなお姉さんがいたら幸せだと思う。



私は一般枠だけど沙理ちゃんは特別枠なの。



家はお金持ちで沙理ちゃんは1人娘で生粋のお嬢様。



だけど、嫌味な感じは一切なくてこんな庶民の私にも優しく接してくれる。