美友は慌てて靴を履き外にでた。 「何やってんだよ」 「おはよう。おじいちゃんがちょっとね」 こうして二人は学校まで歩き出した。 「ねえ。聞きたいことがあるの」 「なんだよ」 「どうしてそんなに汗をかいているの?」 疾風は武道の練習をしてきたからだと話した。 「そして走ってきたから余計だな」 「ずいぶん鍛えるのね。何がそうさせるのかしら」 「さあな」