「確かのその人はポッチャリだけどね」

「名は態を表すんだなって本当だなって思ったのよ。うふふ」

こんな美友が元気が出てきたのでクラスもようやく電気が流れていき楽しい昼休みになっていた。


「それにしても芹那ちゃんはすごいのね」

「うん。ずっとスポーツしていたから」


しかし彼女は高校では恋愛に頑張りたいと話した。


「髪もずっとショートでさ、日焼けして真っ黒だったの」

「そんな風見えないわ。ねえ?」

「う、うん」

先ほどの山下ボール直撃事件の目撃者で隣の席の無口な淡雪すみれは恥ずかしそうにうなづいた。

こんな三人は一緒に下校する約束をして放課後を迎えた。




「どこか寄り道したいけど。先輩がいるからお店はちょっとね」

「……」

「そうね、立ち話も疲れるな」


「お?調子はどう?」

「あなたはスーパーボランティアさん?」