すると彼女の背後から101、102、103、104となってしまった。

「114です!」

「よし!って?そんなわけあるか!?」


首にタオルを巻いた教師は、もう一度彼女達に点呼させた。
その時の美友は緊張のせいかしゃっくりをしていた。


「……ひゃっく?」

「101!」

「102!」

「ストップ!おいおい。どこだ?」

しかし時間が掛かるので犯人探しを諦めた山下は準備体操を始めていよいよ測定を始めた。


これは50メートルシャトルラン。反復横跳び。柔軟度テスト、最後に校庭で遠投などであった。

シャトルランは部活少女達が燃えたが、スポーツ未経験者は早くに脱落しこの様子を体育座りで見ていた。


反復横跳びもヨロヨロ済ませた彼女達は柔軟度テストになっていた。


「なんだ。お前ら。そんな事もできないのか」


すると女子達が先生に手本を見せて欲しいと言い出した。