「バカだな?ええと」 『ベッドで難しい本を読め』 『どんな本?』 『辞書。図鑑』 『読んでみる』 こんなやりとりに疾風はドキドキしていたがやがてメッセージが来た。 『おやすみなさい、疾風君』 このメッセージにドキン!とした彼は『おやすみ』と返した。 窓の外の月だけは彼の心を知っているようで青く美しく光っていたのだった。 つづく