「でも」

「……理由を教えてくれないか?お前が草花がそんなに好きなように見えないんだよ」

「言えないっす。個人情報なんで勘弁してください」

するとここに他の部員が集まってきた。


「お前ってさ。もしかして俺たちをバカにしてんのか?」

彼は自分達が弱すぎるので疾風が入部しないのではないかと疑いをかけてきた。


「そんなことはないです!それに先輩の実力も知らないし」

「だったらここで決着つけようぜ。俺達を倒したら部に入らなくていいから」

「はあ?」

「あちゃ……疾風。やっちまったな……」

疾風と仲良しの山吹は、雨水達は言い出したら話を聞かないと言った。

「対戦するまでしつこくぞ。雨水部長の攻撃を避けられた人はいないんだから」

「……じゃ、ここで勝負をすればいいんですね」

疾風は山吹と一緒に持っていた体操着に着替え出した。


「おい。大丈夫か」

「まあ。なんとかしますよ」

「俺は言ってるのはそうじゃないんだけどな」