唇が重なると、心地よい電流が流れたかのように体に響いてきた。

 その電流に素直に反応するフェアディーが可愛くて、忍はもっと深く求めてしまう…。


 滑らかなフェアディーの首筋に、忍の唇が滑り落ちて来る…

 温かくてとっても優しい忍の唇に、ファディーは素直に喜びを感じている…

 
 首筋から鎖骨に…胸に…しなやかな忍の指とともに優しい唇が降りてきて…

 小さくフェアデーの吐息が漏れて来る…


 その吐息が心地よくて、忍は喜びを感じる…。



 スーッと忍のしなやかな指が、2人が繋がる為のトンネルへと降りて来た…。


 指先を感じると、さっきよりも大きな吐息がフェアディーから漏れてきた。



 入口は清らかな川の水が溢れんばかりに潤っている。

 緊張している入り口を、ゆっくりと広げてゆく忍の指先を感じているファディーが声にならない吐息を漏らす…


 もっと感じてほしい…

 忍がそう思うと、フェアディーの力が緩んできて入り口が柔らかに広がってゆく…。



 ゆっくりと入り口から入って来た忍を感じると、フェアディーの体が大きく反応した。


 ギュッと背中にしがみついてきたフェアディーを感じて、忍もギュッと抱きしめた。



 もっと感じて…

 もっと感じたい…

 お互いの気持ちが1つになり繋がってゆく…。


 心だけじゃなく体からも喜びを感じる。


 言葉にしなくても伝わって来る想いが、とても心地よくて…


 繋がって最高のエネルギーを感じると、忍もフェアディーも涙が溢れて来た。