もしかしたらこれからは休み時間一緒にいるのも一ノ瀬くんで、一緒に帰るのも一ノ瀬くんで、1番に頼られるのも一ノ瀬くんなのかな。


私がそんなことを思っていると若菜が、

「奈緒...?どうしたの?大丈夫?」

と心配そうな顔で聞いてきた。


「あぁっ、ごめんごめん。はい、出来たよ!早く一ノ瀬くんのとこ行きなさい!」


私はそう言い若菜に鞄を持たせた。