一ノ瀬くんに連れられてきた場所は昨日の放課後にきた空き教室だった。 また空き教室だ...。 もしかしたら毎日きてしまうんじゃないかな...? 私は心の中で笑いながらそう思っていると、いきなり一ノ瀬くんに抱きしめられた。 「えっ...?!一ノ瀬くん...?!どうしたの?!」 私が焦りながらそう聞くと一ノ瀬くんが、 「なんで...なんでそんな格好してるの?」 と弱々しい声で聞いてきた。