私は、

「あっ...、ありがとっ...」

と微笑みながら言った。


一ノ瀬くんにっ...、恋....してるのかっ...。


私は思わずニヤけてしまった。


すると奈緒が、

「もぉ~!若菜可愛すぎ~!」

と言い、抱きついてきた。


その後からは授業中も、奈緒と話しているときだって、一ノ瀬くんのことが頭から離れなかった。