「う~ん………。
どうだろう??
私にとってのマコちゃんって………
先生って言うより………もう一人のお兄ちゃんだし………。
あっ、でも。
モテる事はないから、安心して!
マコちゃんって、三枚目キャラだから。」

菜緒さんを安心させるつもりで言った一言は。

「酷い~!!
俺って、三枚目キャラだったのぅ~
結構イケてるって思ってたのに~」って

マコちゃんをイジケさせ。

みんなの爆笑を誘ったの。

…………良かった。

お兄ちゃんも、笑ってる。

自然にお兄ちゃんって単語が浮かんで………

安心した。

「だったら、響は?」

菜緒さんの次なる質問に。

「俺こそモテモテだ。
和花がヤキモチ妬くくらいは。
けど、俺は和花一筋だけど…………
なぁ~?」って………。

菜緒さんと響の考えなんて………見え見え。

お兄ちゃんに付き合ってるアピールと

『俺は、和花を大事に思ってる!』って

お兄ちゃんにヤキモチを妬かせる作戦。

まんまと乗ったお兄ちゃんは………渋い顔。

もちろんお兄ちゃんとしてのヤキモチだけど………

ちょっと嬉しいな!