「コレって梨沙子ちゃんに使うんだよね?」と手にとりリモコンのスイッチを入れてみるとすぐ振動し始めた。
 「うわっ電池入ってる」
 

 「だと思う、誠司君がゲイって言ってないはずだし」

 「そこは元ゲイね今は『梨沙子ちゃん好き』だから前も言った様な気がするけど」

 「そうだっけ?」

 「そうだよ、梨沙子ちゃんだってレズじゃないでしょ?」

 「はい『誠司君好き』です」

 「よろしい」と満足した顔で梨沙子を見る。

 「何いばってるんだか」呆れ顔で誠司を見る。

 「じゃあ次コレは?」

 「それはね………」