すると通知音がいくつも響いた。
下っ端からだ。
「目撃情報は特にないって」
情報がないのも収穫のひとつ。
みんなにも報告し、改めて送信された写真を見てみる。
夕日ちゃんは制服を着ていた。
まだ学校にいるってことなのか?
それとも車でこっそり運ばれた?
どうか無事でいてほしい。
「監視カメラにはなんか映ってたか?」
「それらしき人影はどこにも……。なので、電話がかかってきた時間帯に電話の発信がされた場所を探しています」
「そんなこともできんのかよ! すげぇな!?」
双雷のパソコンを操作する博くんに、ユキは思わず拍手する。
博くん、できる子……!
「写真からわかるのは制服のままってことと……」
「ソファーぽい縫い目とフローリングが少し写ってる」
「室内にいるってことか」
俺以上の分析を薫と柏が口にしていく。
ここにもできる子が!
優秀すぎる!
「30分前に電話が発信されたのは……こんな感じですね」
パソコン画面に広がる地図上に赤い点がいくつかついていた。
特に繁華街や学校に集中している。
「さらにここから、電話がつながっていた時間がぴったり合わさるところだけを抽出して……」
キーをいくつか押すと赤い点が減った。
その数、5つ。



