心強い仲間だ。
まだ完全に冷静になれたわけじゃないけど、こんなにも仲間いることに安心できる。
みんながいるなら絶対に守れる。
「ありがとう」
そう伝えたのを皮切りに、情報集めを開始した。
下っ端たちは白薔薇学園周辺や繁華街を中心に、夕日ちゃんの目撃情報や怪しい人物を探しに行ってくれた。
俺、薫、柏、博くん、ユキの5人は、洋館の広間でメッセージや電話の記録から分析する。
夕日ちゃんの現在地、発信源、犯人のしぼり込み……。
調べたいことは山ほどある。
「“薬”を買えっつってたけど、どっから買わせる気だったんだ?」
録音していたらしい機械音を再生しながら、柏がボソリと呟いた。
「たしかに……」
「標的はほとんど捕まったしな」
「街にはもうほとんどいないし、薬物そのものも少なくなったしね」
うんうんと頷く薫とユキは、考えをめぐらせる。
「売人から直接買えってこと?」
「標的が全員売人から買ってるわけじゃねぇ。売人から買ったヤツが、他のヤツにばらまいてることもある。売人に直接接触できんのは限られたヤツか、もしくは……」
「その限られたヤツに誘われたヤツ」
「そういうこと」
「なら売人に会えるのは、強運の持ち主くらいだね。こっちには薬物使用者の知り合いなんかいないし。てかいらないし」
嫌悪感丸出しの薫に、ユキは失笑をもらす。



