負け犬の傷に、キス



2倍大きい男を蹴りで一撃。

昨日怖くて泣いていた子とは思えないくらい強い。




「な、なんで……」


「お兄さんをさがしてたんです」


「俺を?」


「……くわしくはのちほど話します。まずはこの人たちをぶったおしましょう」




小学生がぶっ倒すって……。

最近の子はみんなこういう感じなの? お兄さん怖い。



「あたし昔空手を習ってたので足手まといにはなりませんよ」



この子の実力は今の一撃で痛感した。


強かろうと小学生の女の子。

そんな子に加勢を頼んでいいのかな!?


だけど助っ人は正直ありがたいし……。




「チッ。ガキが出しゃばってくんじゃねぇよ!」

「さっさと失せろ!!」

「ヒーローぶってんじゃねぇぞ! くそが!」




男たちの沸点がいよいよ壊れかけてきた!!


逆上状態だといつツインテールの女子に襲いかかるかわからない。



ここはなりふりかまっていられない!




「それじゃあ……きみ! 任せていい?」


「はい! もちろんです!」


「この子を!」


「……はい?」




小学生の女の子にツインテールの女子を託した。


女の子と女子は2人ともびっくりしてる。




「俺が彼らを引きつけてる間に、安全なところまで逃げてほしいんだ」


「で、でも! あたしもたたか……!」


「この子を守るのが最優先。きみにしか任せられないんだ。お願い!」