「オーラが違うとは思ってたけど…まっさか暴走族の──希光の関係者だとは思ってなかった…」 「……希光自体は知ってはいるんだな」 「え、そりゃあどこ行っても希光希光聞こえてくるし…気になって前に調べてすごいと思ってはいたけど」 それがどうしたの? と問いかけてみる。 瑠衣の顔色は何も変わらない。 唯斗は少しびくびくしながらチラ見してくる。 理人は少しこちらを伺うようにして口を開いた。