「さっき言ってたやつ、名前なんていうの」 まだ不機嫌は続行中だけど、聞き耳は持ってくれたみたいだ。 ほっとする。 千草はやっぱりなんだかんだわたしの気持ちを察してくれるみたい。 今度は腕をとってぶんぶん振っておいた。 千草はウザそうにしながらも、振り払うこともなく私にされるがまま。 呆れているみたいだ。まあ、いいけれど。 「確かねっ、広野みゆちゃん!特徴はね、美少女で女の子っぽい!いい匂いもしたかも?」 「へー」 「千草にぴったりだった!」