その時にゆうの髪の隙間からのぞいた耳。そこで、不意に見つけてしまった、耳元で小さく光るもの。 あの日。ダブルデートの日、私が選んだブルーのひし形ピアスだ。 自分の席に戻っていくゆうの背中を見つめる。離れていく。 でも、ゆうは、きっと放してくれない。 自惚れじゃない。 分かってる。 ゆうは、私のことがきっと、大好きで。 私に恋してくれていること、自分の恋に気づいた今なら、前よりも分かるんだ。