いつもとは違って私の席で、しばらく妃沙ちゃんと話していたら、ゆうが机の前にあらわれて。
私が見上げた瞬間に、いつものように爽やかに笑って、おはよう、と言う。そんなに朝から嬉しそうにしないでほしい。
私以外がすべていつも通りな世界だけど、私はもう昨日までと同じ気持ちではいられなくて。
ゆうの顔を見たら、ダメだった。
罪悪感に支配されて、返事をするのも忘れて思わず俯いてしまう。
「青?」
ゆうの不審そうな声。そりゃそうだよね。今のは明らかに、不自然な態度だった。
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