「それと、やっぱりみゆが誤解すると困るからお前先行って。ごめん」 今までは私が落ち込むと絶対に頭をなでてくれたのに、今日の千草はそうせずに、一方的に謝ったまま私の背中をぽんっと前に押した。 広野みゆちゃんのこと、下の名前で呼んでるんだね。大切に、するんだ。 そのために私を拒絶することなんて全然平気なんだ。 広野みゆちゃんに誤解されたくない、なんて。 いつのまにか優先順位ははるかに広野みゆちゃんの方が上で、千草にとって私は邪魔な存在になってしまったみたいだ。