「くるんが、体調が戻るまで入院だって。」

「うぅ。」

夜、1人で居るの嫌だなぁ。

寂しいよぉ〜。

「くるん、メールしよ。くるんが、寝るまで。」

「ありがとう。優衣香」

今は、昼だし明るい。

「くるんちゃん、大丈夫?」

夏純(かすみ)ちゃんだった。

「うん。大丈夫だよ。」

「私、くるんちゃんと一緒に体育祭やりたかったなぁ。」

「あ、そっかぁ。体育祭があったんだった。
今度、体育祭の話聞かせてね。」

「うん!」

「そういえば、くるんのスマホは?」

「はい。」

優衣香が、持っていてくれたんだぁ。

LINEを開くと、タイムラインで、くるんが自殺する所が、アップされていた。

何で?

さっき、来ていた男の子も居る。

「う!」

頭が痛い!

「くるん、大丈夫!」

「くるんちゃん、大丈夫!」

「誰か呼んで来ないと!」

「どうした〜。」

瀬野尾だ。

「瀬野尾、ナースでも医者でもいいから、呼んできて。」

点滴をして。薬を飲むようになった。

「あれ、瀬野尾だぁ。」

「俺の事は、覚えてるんだ。」

「ん?」

くるんは、聞いていなかった。

「くるん。これ!」

それは、くるんの好きな先輩の写真だった。

夏純ちゃんと優衣香は、帰った。

「瀬野尾、ありがとう!」

「その代わり、くるんが、退院したら、買い物な!」

「優衣香、誘ってでしょ?」

「あぁ。俺も男子1人誘うから。」

「なんか、ダブルデートみたいだねw」

瀬野尾も帰って行った。

トイレに行った。

そしたら、くるんが、痩せていることに気が付いた。

本来であれば、ぽっちゃりしていた。

目が覚めてから、お腹も空かないしなぁ。

胃がちっちゃくなったとか?

分かんないやぁ。

やっぱり、先輩の事、気に入ってる〜。