何で、君は楽にならないの?

ロッカーを開けて、教科書などを取り出していた。

「廊下に、誰かいるの?」

そう言われ、とっさに、教室の後ろのドアの所に隠れてしまった。

花田先生だった。

国語の先生。女の先生。

「くるんさん、何をしているんですか?」

「えっと、お腹が痛くて、トイレにこもっていて、良くなって、授業を受けるため
に、教科書を取りに来ました。」

「嘘ついてますね。あの、先生と言ってることが違う。」

「先生、くるん、嘘ついてません。信じてください。」

「それは、無理ね。」

その別の教室にも向かったけれど、先生は居なかった。

だからって、呼びに行く勇気も無かった。

その教室で、泣きながら、勉強を進めた。

チャイムが鳴って、教室に戻った。

「くるんさん、放課後残ってくださいね。」

くるんは、悪くないのに。

何で?

何か、悪いことした?

恨まれることでもした?

お昼食べている時も、優衣香は、一緒に食べてくれたけど、他の人には、白い目で見られた。

このままじゃ、遠足も楽しめないと思うほどだった。

しかし、この後まさかの行動に出るのだった。