何で、君は楽にならないの?

遠足まで1週間ちょっとくらいになった。

足にサポーターをしているからまだ、楽になった方。

でも、血が出ているから、そこが締め付けられて痛いって言うところもある。

「くるん、今日、体育あるけど大丈夫?」

「うーん。足は、痛いけど。」

「今日、先生が休んだから、違うなんか臨時の先生が、授業するって。」

って事は、先生って事じゃないしょ。

どうしよう。

そう、迷いながら、体育館に向かった。

うちらは、今、3時間目だから、他のクラスに聞いた所。

徒競走らしい。

うぅ。絶対、無理じゃん。

先生が来るのが遅くて、見学するってことを言えそびれてしまった。

「気をつけ。お願いします。」

「「お願いします」」

「じゃあ、徒競走するから、並んで。」

「くるん、言って来なくても大丈夫なの?」

「行ってくる。」

少しだけれども、早歩きをして、その先生の所まで言った。

「あの、」

「なんだ。早く言ってくれよ。」

うぅ。

「あの、今日見学させてくれませんか?」

「はぁ!?ダメに決まってんじゃん。どうせ、しょうもない事情なんだろう?」

「いえ、」

くるんが、言った声は、かき消されてしまった。

「早く、列に戻れ。」

仕方なく、列に並んだ。

すぐに、くるんの番は来てしまった。

「位置について、よーい。ドン!」

走ろうとしたら、痛みがはしった。

そして、先生に睨め付けられたような感じがして、頑張ってゴールした。

「おい、お前。走るの遅いから、見学したいって、言ったんじゃねぇの!?」

「違います。」

怒られて...

「じゃあ、こいつの事、しょうめい証明できる奴居んの?」

誰も、手を挙げなかった。

優衣香は、こういう場合に手を挙げるのが、苦手だから、仕方がなかった。

それにしても、誰も手をあげてくれなことに対して、心が傷んだ。

「おい、お前。さっき、ちゃんと走んなかったろ。だから、男子と一緒に200メー
トル走しれ。」

そう言い、ゴール地点に立った。

くるんは、1番最後の列だった。そしたら、庄司がこっちを向いてきた。

「あいつヤバいは。さっき、くるんのこと聞こうとしてきたのに、余計なこと言
ったら、成績下げるからって。」

「え?」

「愛海が手あげようとしてたけど。」

そうだったんだぁ。

「くるんさぁ、スマホ型のカメラ持ってなかった?」

「あるけど。」

「ちょっと、貸して。」

「良いけど。庄司も走るしょ。」

「いや、俺走んないよ。俺、審判としてこっち来たから。」

そっかぁ。

さっき、少し無理したせいで、少しの痛みが残っている。

そして、また、くるんの番がまわってきた。

「お前、これでちゃんと走んなかったら、成績下げるからな!」

なんで?

でも、成績下がるといけないから。

頑張らないと。

「位置について。よーい、ドン!」

最初の方は、頑張れたんだけど、そのうち足が引きずって来てしまった。

でも、これでも、半分くらいだった。

「いい加減にすれよ。走れ〜!!!」

痛さがMAXに達してしまった。

「バタ」