「優衣香、何で帰る?」

「汽車って、帰りも無料であるの?」

「うん。」

「今は、4時30分くらいだよ。」

「えっとねぇ、4時45分にあるから、それに乗る?」

「もう、学校近いし、間に合うと思うから、乗ろ?」

「うん。」

ワープを通っていったら、秒で汽車の所に着いた。

「優衣香、写真撮ろ。」

「うん。」

「くるん、遠足のねぇ、話し合いが少し進んじゃって、もう、しおりみたいな
の、配られたんだぁ。」

「ありがとう。」

汽車が来た。

「あれ?清水君、どうしたの?」

「遠足の事で話さなきゃいけないことがあって。」

「ちゃんと、説明してよ〜。」

なんだろう?

「悪いニュースと良いニュースどっちから聞きたい?」

「清水君から話せる方からでいいよ。」

「ううんと。なら、まず、部屋の話しをするかぁ。
合体している部屋の所があるって言ってだろ、それ、俺らとくるん達だったん
だって。」

「そうなんだぁ。夜、遊びたいなぁ。」

優衣香と清水君が顔を見合わせて、ふんわりと笑っていた。

「っで、悪いニュースは?清水、自分から言えないの?」

「う、言います。」

「清水君、優衣香に弱いんだねぇ〜w」

あ、空気悪くしちゃったかなぁ。

しゅん。

「あ、くるんが、別に悪い訳じゃないから。
で、悪いニュースと言うのは、愛海が桜空(さくら)達に裏切られて、
で、バスの席なんだけど、俺の席の隣になった。」

「ぇぇぇぇ!!!」

「だよなぁ。嫌だよなぁ。」

「あの、その、」

「くるんは、萌依が心配?」

「うん。」

「きっと、大丈夫だから。そこは、安心していいと思う。
皆からからかわれるし、大変だし。」

「で、そのバスって、何人乗りなの?」

「60人乗りで、1階と2階があるやつなんだってー。」

そんなのあるんだぁ。

清水君の隣かぁ。

「悪いニュースって事は、もしかして!?優衣香とかくるんの仲の良い人は、周
りに居ないってことでしょうか?」

「まあ、そうなるね。」

「でも、まだ、清水君居るから良いかなぁ。」

「あ、トランプとかって持って行ってもいいって言ってたぁー?」

「くるんなら、ダメでも持ってくだろ〜w」

何で、分かるの?

あ、くるんが、分かりやすいからかぁ。

それから、汽車が止まり、歩いて帰った。

まだ、5時になっていなったから、スミレの散歩出来るかなぁ?

ちょっとの距離しか行けないけど。

足の痛みもあるから。