5・6時間目は、

なぜか、道徳の授業だった。

1人で、道徳の授業とか普通にキツかった。

くるんしか、答え人が居ないし。

話し合いは、出来ないし。

でも、まぁ、道徳で助かった。

あぁ。病院に行かないとなぁ。

足が痛い。普通に。

だって、昨日足をくじいた所が、血が出て、悪化している感じ。

「くるん〜、一緒に帰ろ〜。」

「愛海、ごめんねぇ。今日、病院に寄ってから帰るから。」

「優衣香はー?」

「愛海、こめん。優衣香も用事があってさぁ。」

「そっかぁ。それなら、仕方ないよねぇ。」

1人かぁ。なんか、悲し。

あ、先生に部活休むこと言わなくちゃ。

「コンコン!」

「失礼します。1年A組の佐藤 くるん何ですけど、須藤先生に用事があって、来ま
し た。」

「入っていいよ〜。そこだから。」

「分かりました。」

スタスタ。

足引きずってるように見えないよねぇ。

「どうした?」

「今日の部活、病院に行くので、行けません。」

「おぉ。わざわざ、言いに来てくれたのか。ありがとな。」

「では、失礼します。」

なんにも、聞かれなかった。

良かったぁ。

「失礼しました。」

ふぅー。緊張したなぁ。

職員室の座席表見て初めて、名前知ったよ。

自己紹介されてなかったから。

「くるん、足キツイしょ。」

「優衣香、あれ、用事は?」

「くるんの病院についていく用事だから。」

「え?」

「昼休み、なんかあったしょ?足、痛そうだもん。」

「ちょっとね。悪化しちゃって。」

優衣香は、くるんを支えながら、病院に連れて行ってくれた。

そして、診察!

「くるんちゃん〜。」

入った。

「で、どこが痛いのかなぁ?」

「右足をくじいてしまって、っで、血がでてしまって。」

「原因は、何かな?」

「階段から転げ落ちちゃって。」

「それは、痛かったねぇ。」

「ワセリンと絆創膏と一応、湿布も出しとくかなぁ。あと、家にサポートあるか
な?なかったら、買った方がいいよ。」

「ありがとうございました。」

くるんの住んでいる地域は、

薬も診察料も無料。

便利です!