何で、君は楽にならないの?

部活

「幸呼愛ちゃん、こんにちは〜。」

「あ、くるんちゃん。こんにちは〜。」

「幸呼愛じゃん。」

愛夢だった。

「あ、愛夢!!」

「仲良いんだねぇ〜。」

「「うん。」」

3人で作業をしていた。

こっそりだけど、物語を書いていた。

愛夢には、言ってないから。

部活が終わっても少し続けた。

五時半になっていた。

あ、ヤバい。帰らないと。

う、走ったら、痛いんだった。

微妙にだけど、気づかれない程度に、足を引きずって歩いた。

あ〜、自転車どうしよう。

「あ、くるん。部活帰り?」

「まぁ、うん。」

清水君だ。

はぁ、今日の事を思い出したら、顔が赤くなってきそう。

「足を引きずってるけど、怪我したの?」

「ちょっとね。」

「自転車で、帰れるの?」

「まぁ、...」

う、図星。

「俺、バス乗り遅れたし、送ってくよ。」

「大丈夫です。」

「歩くのだけでも、絶対、痛いでしょ。甘えなよ。な?」

「………」

萌依に迷惑かけちゃうし、

もう、ダメ。みんなに迷惑をかけちゃ。

靴を履いて、行こうとした時に、

微妙な段差で、転びそうになってしまった。

「ほら、危ないだろ。俺が、くるんの自転車漕ぐから、後ろ乗りなよ。」

真剣な瞳で見つめられて、ズルいよ。

「ありがとうございます。」

断れなくなちゃうじゃん。

清水君は、自転車を漕ぐのが早くて、結構直ぐに着いた。

「ありがとうございました。」

「バス待つ時間の時間短縮にもなったし、全然。足、気をつけろよ。」

「うん。」