昨日、悩んで出た結果。

先生にコンテストの事を聞こうと思った。

昨日よりも学校に早く来て、職員室の前に居る。

誰も居ないし、中々、勇気が出ない。

「おはよう。」

「おはようございます。」

「くるん、どうした?」

「あの〜、文芸部のこもんの先生に用事があって。」

「分かった。」

そう言うと、呼んできてくれた。

「君が、新しく文芸部に入った、佐藤さんかな?」

「はい。1年A組の佐藤 くるんです。」

「で、用事があるって言っていたけど、どうした?」

こもんの先生は、男の先生だった。

「あの、コンテストの事を聞きたくて。」

「あぁ。何のコンテスト?」

「小説...です。」

「書いてるの?」

「あ、はい。まぁ。才能は、無いですけど...。」

「色んなジャンルがあってね、二学期始まる時から募集していて、9月の10日まで
になっている。募集してみたいなら、詳しく説明するし。」

「お願いします。」

「ちょっと待ってて、資料持ってくるから。」

「はい。ありがとうございます。」

コンテストって言っても、手書きかなぁ。

手書きだと、キツイなぁ。

作文用紙、15枚~17枚程度の奴かなぁ。

それとも、本格的な奴かなぁ。

どっち、だろう。楽しみ♪

「コレだ。」

10枚程度の資料だった。

「佐藤さんは、スマホとパソコンのどっちで作業してる?」

「スマホです。野いちごという携帯小説アプリで。」

「あぁ。文芸部のアプリみたいなのがあって、
それで、小説を書いたり、イラストを描いたりなど出来る。」

「今日、スマホ持って来たか?」

「ちょっと待ってください。探してみます。」

カバンの中を探したら、スマホが入っていた。

カバーは、アリス。

財布みたいな感じで、開く前の所にポケットがあって、

開いてもある。青で綺麗。

スマホの色は、ターコイズブルー。

「今から、アプリのダウンロードをするから、着いて来い。」

「はい。」

どこ行くんだろう?

部室かなぁ?

予想通り、部室だった。

パソコンからスマホにアプリをダウンロードしてもらった。

そして、先生に預かってもらえば、持って来ていいらしい。

まぁ、文芸部の子達だけだと思うけど。