自転車通学1日目!

食欲は戻らず、少食のまま。

結構、朝からいい運動になるくらいだとくるんは、思う。

学校には、7時35分くらいに着いた。

「今日は、くるん早いじゃん。」

「坂田、おはよう。」

「おう!」

他にも何人か居た。

海鈴と凜來(りく)とじんやだった。

「くるん、おはよう〜。」

「海鈴、おはよう〜。」

「くるん、何部に入ったの〜?」

「文芸部だよ。」

「くるん、運動部じゃないんだぁ〜。」

「うん。だって、凜來〜。今日、自転車で来るのもキツかったんだよ〜。」

「ハハ、親に送ってく貰ってる〜。」

「良いなぁ。」

ホームルームまでは、きょうしつに教室に居るけれど、1時間目〜4時間目までは、

別の教室に行って、勉強する。

昼休み

「あのさぁ、俺らの事分かる?」

そう、いきなり声をかけられた。

ここは、教室だし、クラスの人だとは、分かるけど。

「すみません。分かりません。」

ボソッと言ってしまった。

「俺は、五十嵐 新(いがらし しん)。
こっちは、南川 龍一(みなかわ りゅいち)。よろしくー。」

なんか、この人達、チャラい。

あんま、こういうひとは...

「え、と...」

「くるんちゃんでしょ。俺ら同じクラスだし、よろしくな。」

「...。」

あぁ、返事しなかった〜。

だって、やっぱり、あういう人苦手なんだもん。

「あの2人、気なしなくていいよ〜。」

「へ?」

萌依だった。

どういう意味だろう?

「あの2人、モテるけど。
萌依情報では、ヤバいらしいから。」

「そうなんだぁ。」

「だから。なるべく関わらない方がいいかもねぇ〜。」

「分かった。」

5・6時間目は、別の教室で勉強。

やっぱり、やってることも違うし、会話についていけないなぁ。

まぁ、習ってたとしても変わんないかなぁ。

今日は、部活あるらしいけど、明後日から行く。