「くるん〜、今日、学校に送っていく〜?」

「どっちでもいいよ〜。」

「でも、お金かかるでしょ。」

「ううん。かかんないよ。」

「何で?」

「汽車で行っているから。」

「今日も皆で、行くよ。」

「分かったわ。ママは、愛夢ちゃんのお母さんと優衣香のお母さん乗せ
て行くから。ボストンバッグ持ってく?」

「うん。ありがと。」

今日は、早めに行く。

汽車が最初のびんので。

モバイルバッテリーも充電し、

スマホとカメラの方も満タン!

ちゃんと、荷物を確認して、出た。

「愛夢〜、おはょ〜。」

「今日は、スミレが見送ってるねぇ〜。」

「うん。」

「くるん、フード付きの着てきたんだ。」

「うん!フード付きなの好きだしさぁ、先生、良いって言ってたし。」

「そうなんだぁ。」

うちの学校は、黒に水色ラインか水色に黒ラインが入ったジャージ。

親は、ダサいダサい言うけど、来るん的には、そこまでそうは、

思っていない。

Tシャツは、自由!

それで、くるんは、

だっぼっとしたTシャツみたいなので、フード付きなのを着た。

まぁ、その下は、普通のTシャツ着てるんだけどね。

汽車の中

「今日皆で、自由時間の時とかゲームしようぜ。」

「でも、萌依は、カードゲーム類は、持って来てないよ。」

「くるんは、持ってきてるだろ?」

何だか、答えずらい状況だった。

「まぁ、うん。」

「良かったぁ。持って来ている人が居なかったら、出来なかった
し〜。」

「ピッコン!」

あ、くるん?

〖今日のえんそく遠足楽しんで来て〜!
それと、気をつけろよ。〗

〖はい!楽しそうな写真撮れたら、送りますね。〗

〖イタズラ写真は、やめろよ〜。〗

〖はーい。〗

「くるん、誰とLINE?」

「いとこのお母さんからだったよ〜。」

「優衣香もスマホ持って来たけどねぇ、心配してるらしくて、
なんかあったら、メールしてって、言われた〜。」

「優衣香のお母さん、過保護だねぇ。」

「私のお母さんは、全然だよ〜。お母さんが、抜けてるもん。」

「愛夢のお母さん、楽しいから良いしょ〜。」

汽車から降りて、教室に行った。

「くるん、おはょ〜。」

「凜來(りく)、おはよぉ」

「髪乱れてから、しばり直してもいい?」

「いいよ〜。」

「愛鈴、あのさぁ、髪の毛って、アレンジしてもいいの?少しなら。」

「いいと思うよ〜。」

鏡で見てみると、ちょっと、

ポニーテールで、触覚の部分を三つ編みにしていて、それが、まとめてしばってある感じ

「くるん、前髪作ったんだね〜。」

そうなんです。

実は、前髪つくってみました。

くるんは、おでこをだしていたけれど、

イメチェンしてみました!

「くるん、髪切ったんだねぇ〜。」

「ちょっとねぇ、ケジメをと。」

帽子をかぶって来ていたから、気づかれなかったんだけも

さすがに、学校の中でずっと、帽子をかぶっているわけにもいかないし

「くるん、イメチェンか!?」

「そんな、驚かないでよ。」

「いや、俺も驚くは。」

「庄司も〜!」

酷い〜。