「山口。あのさ、」
「いやっ!聞きたくない!
私のこと、バカだと思ってるんでしょ?!
相原の言ったこと本気にして、チョコレート作ってきて.......。」
大きな声を出しながら涙がどんどん溢れてくる。
「そんなこと、思ってねぇよ。」
「うそっ!じゃあなんであんなこと言ったのよ。」
「.......お前、恥ずかしがり屋だし、注目浴びて嫌かなって思ったんだよ。
言い方が悪くてごめん。
それに、チョコレート、嬉しかったよ。」
そう言って私のとは違うラッピングされた箱を差し出す相原。
「なに、これ?」
「.......お前が、本当に作ってくれるって思ってなくて。
バレンタインに、男の俺から気持ち伝えるのもアリなんじゃないかって.......
.......だから、やるよ。チョコレート。」
.......嘘、でしょ?
これが、世の女の子たちが憧れている逆チョコ.......?
「私が、もらっていいの?」
「.......お前にしかやらねぇよ。
山口楓さん、ずっと好きでした。
俺と、付き合ってください!!!」
そんなことってある.......?
驚きで1度止まった涙がまた溢れてくる。


