「藍の花……」 「そう、俺の名前の花。海桜を俺の娘だと知ってる奴は海桜のことを狙いに来るかもしれない。その時は俺の名前を言うかこのブレスレットを見せて」 「……分かった」 「海桜にまでなにかあったら俺はひとたまりもない……華ノ蔵学園はいろんな業界のご子息や令嬢がいる。海桜こそ気をつけるんだよ」 そう言う藍は切ないような顔をした。 ……藍……そんな顔をしないで。 ……そんな顔をいつもさせるのは私だけど…… 私はズキズキと胸が傷んだ。