「当たり前だろ? 一心同体なんだから」 桜雅さんが冗談っぽくそう言うと瑠璃は桔梗の腕を引っ張った。 「……じゃ! 俺たちはここで消えますよ! あとで2人のお祝いするんで集合場所に来てくださいね」 「わかったよ、ありがとな」 桜雅さんが瑠璃に優しい顔を向けると瑠璃は満足そうな顔をしてその場を桔梗と去っていった。 その瞬間、桜雅さんはギュッと私を抱きしめる。 「桜雅さん……」