「……っ」 ……まだ私は実家に住んでいたからこの久しぶりのキスに脳がトロンっとなる。 「……って待ってください……」 「……ん?」 「これ……って」 心臓をドキドキと鳴らせながら桜雅さんを見ると桜雅さんはポケットの中から小さな箱を取りだした。 「うん……結婚しよう、海桜」 「……っ!」 その言葉に私は信じられなくなる。 目の前の開けられた箱の中のキラキラ輝く指輪に夢なんじゃないかと思った。