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そして季節は過ぎ、冬。
港斗くんと皐月は福岡に帰り、完治した桜雅さんは学校にも復帰した。
「あー……進路なー……」
けれど復帰するなり3年生である蓮司さん、杏祐さん、桜雅さんは最近かなりずっと悩んでいた。
そっか……冬となるともう受験……ってか大学行くならもう願書ださなきゃなんじゃ……
「一犀さん……進学するってなったらいろいろ間に合うんですか? 願書とか……」
私が隣にいる一犀さんにそう聞くと一犀さんはぷ、と笑った。
な、なんで笑うの!
「心配しなくても大丈夫ですよ、華ノ蔵の生徒はどこの大学も会社も喉から手が出るほど欲しがるんです。だから特別受験なので余裕です」
「……なるほど……」
……こわ……さすがセレブ学校……
そんなことが世の中に通じるとは……



