「……それほど藍さんが作ったFlower Pinkは世に影響があり特別なものなのです。だから海桜さん、香月家の人間として藍さんが作り上げたものを成長させたいと思いませんか?」
「……」
一犀さんにそう言われ心臓が重く鳴る。
藍が作りあげたものを私が成長させる……?
そんなこと……できるのかな。
「成長させる……って具体的にどういうことですか? 上にいきたい……って意味もふまえて」
「……それはFlower Pinkに入ってからでしか深いことは話せません。でも海桜さんにとってFlower Pinkは大きい存在になると思いますよ」
「……」
そう言う一犀さんに私は黙り込んだ。



