「……みなさん、本当にありがとうございます。みなさんがついてきてくれる以上、本気で引っ張りますのでよろしくお願いします」 私が椅子から立ち上がりそう言うとみんなはパチパチと拍手をしてくれた。 その様子にジワッとまた泣きそうになる。 そんな私の肩を一犀さんはポンッと叩いた。 「……よくやりました。従わせましたね、全国のチームを。そして話し合いでなんて……前代未聞です」 「……一犀さん……」