「おい!拍手なんてするなよ、恥ずかしい!」
港斗くんはカーっと顔を赤くさせた。
「やるなあ! 宮蔵港斗! さすが宮蔵奏の弟!」
「いやほんとですよ、そんなこと言ってくれるとは思わなかったです」
そしてみんな次々に港斗くんを賞賛する。
……いやほんとに……そんなこと言ってくれるなんて思わなかった。
「……ありがとう、港斗くん……」
「……その代わり! Seadの対応良くしろよ! あー……勝手にこんなの決めて皐月に怒られないかなー……」
そして少し顔を青くしてそう言った。
「……大丈夫、皐月とはちゃんと話し合うから」



