「……皐月はずっとあんたのことを本当はずっと心配してた」 「……え……?」 どういうこと……? 「これ……皐月のスマホ。バキバキに割れてたから代わりに修理に出してやろうって思って持ってたんだけど」 港斗くんはそう言って私にスマホを差しだした。 「……ホーム画面見てみなよ」 そう言われてホーム画面を見ると私は涙が止まらなかった。 「……っ」