そうかな……さっき藤華さんもそう言っていた。 「……ごめん、桜雅さん……」 そして私は管に繋がれた桜雅さんの手をギュッと握った。 ……無事に家に帰ろうって言ってたのに…… 「……ごめん……」 私が桜雅さんに小さな声で謝っているとみんなも切なそうな顔をした。 「……あと海桜、皐月……会えたんだな」 「……うん……まだ許してもらってないけど……ちゃんと話をしたいのに……」 皐月がいなくなったら私は家族がいなくなってしまう。 そんなのもう耐えられない……