「……っ!」 「皐月!桜雅さん!」 しかし相手は強く、一筋縄ではいかない。 チームのトップである2人でかかっても、1発で仕留めることは出来なかった。 「あー……くっそ……!」 「……たかが高校生が……!俺に勝てると思ってんじゃねえぞ!」 目の前では返り血がこっちにまで飛んできそうなくらい激しい争いが繰り広げられている。 ……私……このまま見てるだけでいいの……? 私はギュッと拳を握った。