Flower Pink






「一犀! おまえらは桜雅たちに……!」



杏祐さんは戦いながら一犀さんにそう叫ぶ。



「あいつは桜雅たち3人でやったほうがいいです! それにこっちは意外と人数が多いです!」



「……一犀……」



そんな一犀さんの言葉に桜雅さんは一犀さんを見た。



「桜雅、早く行ってください! 僕たちもあとで合流しますから!」



「……分かった! 皐月、海桜、行くぞ!」



「……港斗……!」



一犀さんにそう言われ走り出そうとした瞬間、皐月が戦う港斗くんの名前を呼ぶ。