Flower Pink






……屋敷に入り奥へと進んでいくと目の前にさっきの人たちとはオーラが違う人が現れた。



「……!!」



「……香月海桜……獲物が自ら来てくれるなんてね……」



「……橘……理人……」



一番殺したい相手が目の前にいる。



それなのに私は意外と冷静を保っていた。



「……へえ……俺の名前知ってくれてるんだ……光栄だ」



「知ってるもなにも……あなたを殺したくてたまらなかった」



私がそう言うと橘 理人はクスッと笑った。