「あー!くっそ!虫かよおまえら!いすぎ!」
楓さんはイライラしながら目の前の人たちをく散らしていく。
「ほんとにねえ、高校生相手にここまでの人数いないと勝てないのかな?」
椿さんもニコニコしながらどんどん相手を倒して行った。
……普通、これだけ人数がいたら私と桜雅さんたちもこの人たちに襲われるだろう。
けれど楓さんや椿さんの攻撃が早すぎて私たちはこの人たちに指1本触れられていない。
……すごい……道がどんどん開いていく……!
「桜雅さん!ここが終わったら俺たちも合流しますんで先行ってください!」
「頼んだ!」



