「僕は橘組と同盟を組んだから橘組と直接あったことあるけど、幹部はまだマシ。僕なら余裕でしばける。でも問題は若頭。銃でもなんでも用意してると思う」
皐月がそう言うとみんなはゴクッと唾をのんだ。
「……まあヤクザなら銃を持ってても普通だわ」
楓さんが当たり前のようにそう言う。
「俺の組と橘組は対立してるから分かるけど確かに若頭は相当な厄介者。……あの藍さんと唯一互角に渡り合える相手って聞いたことがある」
……じゃあ藍と同じくらい強い……
……藍が喧嘩してるところを直接見たことがないけれど現時点でトップに立ってるんだ。
一筋縄ではいかないってことね……



