そして私の目を真っ直ぐ見てそう言う桜雅さんにドクンッと胸が大きく鳴った。 次の……目標…… 私は橘組さえ潰せば何でも良かった…… ……でも今は…… 「……香月家を継いで、桜雅さんともっと上からの景色を見たい。あと……皐月と元の兄妹に戻りたい」 「……もっと上からね……海桜ってさ案外貪欲だよね」 「へ!?」 ハハって笑う桜雅さんに私は顔が赤くなる。