港斗くんがそう言うと皐月は私と桜雅さんに近付いてきた。 「……なにしにきたの、今すぐここから出ていってほしいくらいなんだけど」 そして私たちをすごい目付きで睨む。 「……覚えてるんだな……俺の事も海桜のことも」 桜雅さんも皐月と目を逸らさずそう言った。 すると皐月ははー……とため息つく。 「……忘れたくても忘れらんないよね、おまえは奏を見捨てて殺したようなものだし、おまえも俺を見捨ててぬくぬくと香月家で平和に育ってる」